パンくずリストとは?SEO効果を発揮する設置方法やメリット、注意点を紹介します!
パンくずリストは、WebサイトのSEO効果を高める上で重要な役割を担っています。Webのナビゲーションとして効果を発揮するため、導入が必要不可欠です。
今回は、パンくずリストの設置方法やメリット、注意点などについて紹介します。パンくずリストを設置したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
最後まで読めば、パンくずリストに関する知識が丸ごと身に付きますよ!
パンくずリストとは?
パンくずリストは、Webサイト内でのページの位置を示すためのリストです。例えば、ユーザーが現在閲覧しているページがどのカテゴリに属しているか、また、そのページがどのような階層に位置するかを示すことができます。
これは、ユーザーがWebサイト内を自由に移動し、ページの位置関係を理解するのに役立ちます。また、SEO対策にも有効で、検索エンジンがWebサイト内のページの構造を理解しやすくすることができます。パンくずリストは、Webサイトのユーザビリティを向上させるために、積極的に活用することがおすすめです。
パンくずリストが重要な理由は?
パンくずリストは、以下のような理由からWebサイトに設置することが重要です。
- ユーザーが現在閲覧しているページの位置を把握しやすくなる
- 検索エンジンのクローラビリティを向上させ、検索順位の向上につながる
詳しくは後述しますが、設置した方がユーザーとクローラーの両方にとって価値の高いサイトに仕上がるのです。
パンくずリストの種類
属性型パンくずリスト
属性型パンくずリストは、ユーザーが閲覧しているページの属性に基づいて、リストの項目が表示されます。例えば、「ホーム > カテゴリ名 > タグ名 > 記事タイトル」といった形式で記述します。
例:ホーム > 雑貨 > キッチン > 包丁
このような形で記録されるので、ECサイトなどで使われることが多いです。
位置型パンくずリスト
位置型パンくずリストは、ウェブサイト内のページの位置を示すリスト形式です。これにより、ユーザーはページの位置関係を把握しやすくなります。
例えば、ウェブサイトのトップページから「カテゴリ」を選択し、「記事」を選択すると、パンくずリストには「ホーム > カテゴリ > 記事」という順序で表示されます。
例:ホーム > ブログ > 記事1
このような形なので、一般的なブログに多い形式ですね。
パス型パンくずリスト
パス型パンくずリストは、ウェブサイトのページ構造をわかりやすく示すために利用されます。現在閲覧しているページのURLに基づいて、リストの項目が表示される形式です。例えば、「ホーム > カテゴリ > 記事」といった形式で、ユーザーが現在どのページにいるのか、また、どのようにページを辿ってきたのかが明確にわかります。
このようなパンくずリストをウェブサイトに導入することで、ユーザーがサイト内をスムーズに移動することができます。また、検索エンジンにとっても、ウェブサイトのページ構造を理解しやすくなり、SEOにも効果的です。そのため、ウェブサイトを構築する際には、パス型パンくずリストの導入を検討することをおすすめします。
例:検索結果 > ゲーミングチェアA > イス > ゲーミングチェアB > ワーキングデスク > デスクA
こんな感じで、自分が検索した部分を順番通りに表示してくれるパンくずリストですね。ちなみに、現在採用されているサイトはほとんどありません。
パンくずリストを設置するメリット
それでは、パンくずリストを設置するメリットについて紹介します。
ユーザーの使い勝手が良くなる
パンくずリストは、ウェブサイトのナビゲーションを改善するために非常に有効的です。パンくずリストを設置することで、ユーザーが現在閲覧しているページの位置を把握しやすくなります。ユーザーは、自分がどのページにいるのか、またウェブサイトの構造を理解することができます。
さらに、パンくずリストをクリックすることで、ユーザーは簡単に過去のページに戻ることが可能です。これにより、ユーザーはウェブサイトをスムーズに閲覧できます。
また、ユーザーがウェブサイト内での情報の探索を続けることができ、ウェブサイトの滞在時間が延びる可能性があります。
つまり、ユーザーのことを考えてサイトを作るなら、パンくずリストを設置しましょう。
検索エンジンのクローラビリティが向上する
Webサイトを検索エンジンに掲載するためには、検索エンジンがWebサイトの内容を正しく理解できる必要があります。
パンくずリストは、Webサイト内のページの関係性を示すためのものであり、クローラーがページの階層関係を理解しやすくなるため、検索結果に表示される可能性が高まります。
検索順位向上にもつながる
パンくずリストがあることで、検索エンジンはページの内容をより正確に理解でき、検索順位が向上する可能性があります。
さらに、パンくずリストを設置することで、ユーザーがサイト内でのナビゲーションをよりスムーズに行えるため、滞在時間の延長やコンバージョン率の向上にもつながることがあります。
パンくずリストの設置方法
パンくずリストを設置したい場合、主に3つの方法を試してみましょう。
WordPressテーマ付属のものを活用する
WordPressを使用している場合、多くのテーマにはパンくずリスト機能が備わっています。設定を変更するだけで、簡単にパンくずリストを設置することができる機能を持つものが豊富にあるため、そういったものを導入することで、手間を省けるでしょう。具体的には、以下のようなテーマにはパンくずリストを設定できる機能があります。
- Lightning
- SWELL
- ystanderd
他にも似たような機能はあるはずなので、自分の使っているテーマでも設定できるか試してみてください。
WordPressのプラグインを導入する
WordPressには、パンくずリストを簡単に設置するためのプラグインが多数存在します。
例えば、次のようなプラグインが挙げられます。
- Yoast SEO
- Breadcrumb NavXT
- WP-PageNavi
などがあります。これらのプラグインを導入することで、パンくずリストを自動的に生成することができます。
HTMLでパンくずリストを設置する
HTMLを使用して、手動でパンくずリストを設置することができます。パンくずリストは、サイトのナビゲーション構造を明確に示すのに役立ちます。たとえば、ユーザーが自分の位置を正確に把握し、必要な情報に素早くアクセスすることができます。
パンくずリストをHTMLで設置する場合には、Googleが公式で紹介している方法を試してみてください。
https://developers.google.com/search/docs/appearance/structured-data/breadcrumb?hl=ja#json-ld
パンくずリストの設置で気をつけるポイント
最後に、パンくずリストを設置する際に気をつけるべきことについて紹介します。
パンくずリストは階層構造で作る
パンくずリストは、Webサイト内のページの階層関係を示すためのものです。ページの位置がわかりやすい状態になるよう、属性型もしくは位置型のパンくずリストを使いましょう。そうすることで、ユーザーはよりスムーズに目的のページへと移動することができます。
また、クローラビリティについても同様で、階層がわかりやすいほどサイトの順位が上がりやすくなります。
スマートフォンでも見やすいデザインにする
近年、スマートフォンの普及に伴い、モバイルファーストのデザインが求められるようになってきました。つまり、スマートフォンからのアクセスが増えているため、パンくずリストを設置する場合には、スマートフォンでも見やすいデザインにすることが重要になってきているのです。
そこで、レスポンシブデザインを採用することで、ユーザーがスマートフォンからアクセスしている場合でも、見やすい状態で表示されます。
SEO対策で狙っているキーワードを含める
パンくずリストは、検索エンジンのクローラビリティを向上させることができるため、SEO対策にも効果があります。検索エンジンは、パンくずリストを使用して、ウェブページ内のコンテンツの関連性を判断します。
パンくずリストを効果的に活用するためには、狙っているキーワードを含めることが重要です。パンくずリストにキーワードを含めることで、検索エンジンは、ウェブページのコンテンツがどのような内容を示しているのか、正確に理解することができます。
まとめ
今回は、パンくずリストの設置方法やメリット、注意点などについて紹介しました。Webサイトのパンくずリストは、ユーザーがサイト内をより簡単に移動できるようにするための重要な要素の1つです。パンくずリストは、ユーザーが現在どのページにいるのかを把握しやすくするために役立ちます。
また、検索エンジンのクローラビリティを向上させることにも効果を発揮するでしょう。これにより、サイトのSEO効果が改善され、検索エンジンからのアクセスが増える可能性があります。
そのため、パンくずリストは、ウェブサイト設計において欠かせない要素の1つと言えます。パンくずリストを設置することで、ユーザーの使い勝手が向上し、サイトの訪問者数が増加することが期待できるため、今回ご紹介した内容も参考に、パンくずリストを設置してみてください。
また、SHIPではパンくずリストの設置も含めた、内部対策のサポートを行っています。内部対策でSEO効果を高めたいと考えている方は、ぜひご相談ください。