不自然な日本語の文章ってどうやって治せばいいの?コツや治すためのチェックリストを紹介します!
文章を書く際には、日本語の不自然さに注意する必要があります。しかし、「そもそも自分は自然な文章をかけているのか」「不自然なのはわかるけど、どこを改善すればいいかわからない」と悩んでいる方も少なくないでしょう。
今回は、不自然な文章を治すためのコツについて紹介します。また、自分が不自然な文章を書いているかのチェックリストも公開します。
最後まで読み終わるころには、自然な文章かどうかを判断でき、書けるようになります。ぜひさんこうにしてみてくださいね。
不自然な日本語とは何か?
まず、不自然な文章の定義についてです。不自然な日本語とは、日本語の文法や表現方法に沿っていない、表現のことです。特に、日本語を母語とする人にとっては、違和感を覚えるような表現が不自然な日本語と言えます。
例えば、「私は車に乗って学校に行く」という文は、日本語として若干不自然だと感じられることもあります。正しい表現は、「私は車で学校に行く」ですね。
また、「私は昨日、友達と一緒に映画を見た」という文も、日本語としては不自然で、「昨日、友達と映画を見に行った」と主語を除いた方がより自然な日本語になります。書き言葉でもこういった不自然さを与えてしまう表現があるので、意識して調整していくことが重要になります。
不自然な日本語を避ける方法
不自然な日本語を避けるためには、日本語の文法や表現方法を学ぶことが必要です。日本語を勉強している人は、教科書や参考書などを参考にして、正しい表現方法を身につけることが大切です。
また、日本語を母語とする人でも、時には不自然な表現を使ってしまうことがあります。その場合は、他の人の話し方や文章を参考にすることで、自然な表現を身につけることができます。
さらに、自分で書いた文章を多くの人に読んでもらい、フィードバックをもらうことも大切です。自分では気づかなかった不自然な表現や誤字脱字を他の人が指摘してくれることがあります。
自然な日本語の文章を書くコツ
自然な日本語の文章を書くには、以下の4つの方法があります。
1. 日本語の表現方法を学ぶ
日本語を自然に書くためには、単に単語の意味を知るだけでなく、日本語の文法や表現方法をしっかりと学ぶことが必要です。そして、その学びを実践しながら練習することが重要です。
日常会話やビジネスシーンなど、シチュエーションによっても使い分ける表現方法も異なります。例えば、ビジネスシーンでは丁寧な表現が求められますが、友達との会話ではカジュアルな表現が適切です。そのため、自然な日本語を書くには、様々な場面での表現方法を習得することが必要です。
表現方法に関しては、別の記事で徹底紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 実際に使われている表現を参考にする
日本語を自然に書くには、実際に使われている表現を参考にすることが重要です。他の人の話し方や文章を参考にすることで、自然な表現を身につけることができます。
例えば、日本語でメールを書く際には、ビジネスメールの書き方や、友達とのやりとりの仕方を参考にすると良いでしょう。また、日本語のニュースを読んで、正しい表現や言葉遣いを学ぶこともできます。
僕がとくにおすすめしたいのは、「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を購入して、読むことです。わかりやすい文章で超重要なことが書かれているので、1冊持っておいて損はしないと思います。そして、読み終わるころには自然な文章を書くために必要なことが理解できているはずです。
3. フィードバックをもらう
自分で書いた文章を多くの人に読んでもらい、フィードバックをもらうことも大切です。他の人が指摘してくれた不自然な表現や誤字脱字を修正することで、より自然な日本語を書くことができます。
また、フィードバックをもらうことで、自分が気づかなかった間違いや、改善点を見つけることができます。自分自身では気付かなかった表現方法を学ぶこともできます。
以上の4つの方法を実践することで、より自然な日本語を書くことができます。
しかし、そういった機会って大人になるほど少なくなりますよね。お問い合わせいただければ、1度だけにはなりますが、文章を見て、フィードバックを送らせていただきますので、ぜひ、ご相談ください。もちろん無料です。
4.PREP法を使う
PREP法は、文章を書く上で非常に便利です。この方法を使うと、自然な文章を簡単に作成することができます。PREP法とは、以下の4つのステップで文章を書く方法のことですね。
- Point(ポイント):文章の主題を明確にする。
- Reason(理由):その主題についての理由を述べる。
- Example(例):理由に対する具体的な例を挙げる。
- Point(ポイント):最初に述べた主題をもう一度繰り返す。
この4つのステップを順番に追って文章を書くと、読み手にとって非常にわかりやすく、自然な文章を作成することができます。
PREP法を使うことで、文章の構成が明確になり、読み手にとってわかりやすい文章を作成することができます。また、理由や例を挙げることで、主張を裏付けることができ、説得力のある文章を作成することができます。
例えば、
私は旅行が好きです。なぜなら、新しい場所を訪れることで日常から離れ、リフレッシュすることができるからです。先日は、北海道に行ってきました。札幌市内の観光スポットや美味しい食べ物を楽しんだり、大自然に囲まれた美しい景色を眺めたりすることができました。私にとって旅行は、ストレス解消や新しい発見をするための貴重な時間です。
というように、PREP法を使うことで、簡単に自然な文章を作成することができます。
PREP法は、文章を書く際に覚えておくと非常に役立ちます。ぜひ、日本語の文章を書く際にもPREP法を使って、わかりやすく自然な文章を作成してみてください。
不自然な文章かどうかを判断するチェックリスト
最後に、自分が不自然な文章を書いているのかを確認するチェックリストを紹介します。以下のチェックリストを使うことで、自分の文章が自然な日本語で書かれているかどうかを判断することができます。
1. 主語が明確かどうか
文章の主語が明確に表現されているかどうかを確認します。主語が不明確だと、読み手にとって文章の意味がわかりにくくなります。
例えば、「彼女にプレゼントをあげた。」という文があります。この文では、「彼女」が主語ですが、「プレゼントをあげた」が先に来ているため、主語がわかりにくくなっています。この場合、主語を明確に表現するために、「私は彼女にプレゼントをあげた。」と書き換えると良いでしょう。
特に、WebやSNSなどで情報を公開する場合には、主語が抜けていると読みづらくなるので、ぜひ主語もりもりで執筆してください。
2. 主語と同士が一致しているか
次に、文章の主語と動詞が一致しているかどうかを確認します。主語によって動詞の形が変わるため、一致していないと不自然な日本語になります。
例えば、「私は本を読む。」という文があります。この文では、主語が「私」であるため、「読む」の形で問題ありません。しかし、もし「彼女」が主語の場合は、「読む」の形を「読んでいる」に変えた方が、書き手の立ち位置がわかりやすく、読みやすい文章になります。
3. 丁寧語と敬語の使い方は正しいか
文章のシチュエーションによっては、丁寧語や敬語を使うことがあるでしょう。その使い方が適切かどうかを確認します。場面に合わない言葉遣いをすると、不自然な印象を与えてしまいます。
例えば、ビジネスのメールであれば、敬語を使う必要がありますが、友人とLINEする場合は、カジュアルな表現を用いるでしょう。同様に、「Webメディアで文章を書く」という状況は同じだとしても、BtoBメディアとBtoCメディアでは丁寧語・敬語の使い方が変わってきます。
そのため、正しく使えているかについてチェックし、使えていない様子なら、修正するようにしましょう。
4. 文章の長さは適切か
文章が長すぎたり短すぎたりしないかどうかを確認することは、読みやすい文章を作成するために重要です。文章が長すぎる場合、読み手は読むのが大変になる可能性があります。一方、短すぎる文章は、内容が不十分になってしまうことがあります。
一般的には、1文は50~70文字以内が適切とされています。また、文章全体では以下のような文字数がおすすめです。
- メール:800~1,000文字程度
- ブログ:3,000~5,000文字程度
- 報告書:A4用紙3枚程度(5,000文字以内)
ただし、文章を長くすることによって読み手が理解しやすくなるとは限りません。
5. 誤字脱字や文法の間違い
文章を書く際には、誤字脱字や文法の間違いだけでなく、文章全体の構成や表現方法にも注意が必要です。文章を書く前に、どのような内容を書くのか、どのような読み手に向けて書くのか、どのような目的で書くのかを明確にしておくことが大切です。
そして、構成を考え、書き出した後には、何度も読み返しを行い、誤字脱字や文法の間違いがないか、表現が自然かどうかを確認するようにしましょう。また、可能であれば、友人・家族・同僚などに読んでもらい、間違いがないかを確認するとよりミスを防げます。
まとめ
今回は、不自然な文章を改善する方法について紹介してきました。再度まとめると、不自然な文章を改善するには、以下の方法を用いるとよいでしょう。
- 日本語の表現方法を学ぶ
- 実際に使われている表現を参考にする
- フィードバックをもらう
- PREP法を使う
また、不自然な文章を書いているかどうかを判断する方法は次の通りです。
- 主語が明確かどうか
- 主語と動詞が一致しているか
- 丁寧語と敬語の使い方は正しいか
- 文章の長さは適切か
- 誤字脱字や文法の間違いがないか
以上のポイントを抑えて、日本語を自然に書く練習をすることで、みるみる文章が書けるようになってきます。