家族でマリンレジャーを始めたい方必見! モーターボートの購入を検討している方にとって、最も気になるのが「実際の値段」です。本ガイドでは、2025年最新の価格相場から、お得な購入方法まで、モーターボート選びで失敗しないための情報を網羅的に解説します。
初心者の方でも分かりやすいよう、サイズ別・用途別の価格帯から、購入時の諸費用、維持費まで、モーターボート購入の全体像を把握できる内容となっています。
モーターボートの値段|基本的な価格帯を解説
モーターボートの値段は、サイズ・性能・メーカー・新品か中古かによって大きく異なります。まずは基本的な価格帯を理解しましょう。
新艇モーターボートの価格帯
新艇(新品)のモーターボートは、以下の価格帯が一般的です:
- 小型モーターボート(14~17フィート):150万円~400万円
- 中型モーターボート(18~24フィート):400万円~1,200万円
- 大型モーターボート(25フィート以上):1,200万円~5,000万円以上
中古モーターボートの価格帯
中古モーターボートは新艇の50~70%程度の価格で購入できることが多く、コストパフォーマンス重視の方におすすめです:
- 小型中古モーターボート:80万円~250万円
- 中型中古モーターボート:200万円~800万円
- 大型中古モーターボート:600万円~3,000万円以上
価格を決める主な要因
モーターボートの価格は以下の要因で決まります:
- 船体サイズ(長さ・幅・深さ)
- エンジン性能・種類(船外機・船内機)
- 装備品(魚群探知機・GPS・オーディオシステム等)
- メーカー・ブランド
- 製造年・使用状況
サイズ別|モーターボートの値段相場

モーターボートのサイズは価格に最も大きく影響する要因です。家族構成や用途に応じて適切なサイズを選びましょう。
小型モーターボート(14~17フィート)
価格帯:新艇150万円~400万円、中古80万円~250万円
適用用途:近海釣り、2~4人でのクルージング、初心者におすすめ
特徴:操作が簡単で維持費が安い、トレーラーでの陸上保管可能
中型モーターボート(18~24フィート)
価格帯:新艇400万円~1,200万円、中古200万円~800万円
適用用途:家族でのクルージング、本格的な釣り、4~8人乗り
特徴:快適性と性能のバランスが良い、週末レジャーに最適
大型モーターボート(25フィート以上)
価格帯:新艇1,200万円~5,000万円以上、中古600万円~3,000万円以上
適用用途:長距離クルージング、宿泊可能、8人以上の大人数
特徴:高級装備充実、維持費が高額、専用マリーナ係留必要
船外機vs船内機の価格差
エンジン種類 | 価格差 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
船外機 | 安価 | メンテナンス容易、燃費良好 | 騒音大、デザイン制約 |
船内機 | 高価(+30~50万円) | 静粛性、デザイン優秀 | メンテナンス複雑、燃費劣る |
用途別|モーターボートの値段と選び方

用途によって必要な装備や性能が異なるため、価格にも差が生じます。目的に応じた選択が重要です。
釣り用モーターボート
価格帯:180万円~800万円
- 魚群探知機標準装備(+20~50万円)
- ライブウェル(生け簀)装備
- ロッドホルダー複数装備
- 推奨サイズ:16~22フィート
クルージング用モーターボート
価格帯:300万円~2,000万円
- 快適なシート配置
- 日除けキャノピー
- 音響システム
- 推奨サイズ:18~28フィート
ウォータースポーツ用モーターボート
価格帯:250万円~1,500万円
- 高馬力エンジン(+100~200万円)
- スキー・ウェイクボード用装備
- タワー装備
- 推奨サイズ:18~24フィート
ファミリー向けモーターボート
価格帯:200万円~1,000万円
- 安全装備充実
- 収納スペース豊富
- 操作簡単
- 推奨サイズ:16~22フィート
メーカー別|モーターボートの値段比較

メーカーによって価格帯と特徴が異なります。品質・アフターサービス・リセールバリューを考慮して選びましょう。
国産メーカー(ヤマハ・トーハツ等)
価格帯:標準的
- ヤマハ:高品質・高価格、アフターサービス充実
- トーハツ:コストパフォーマンス重視
- 国産エンジンとの相性抜群
- リセールバリュー高い
海外メーカー(ボストンホエーラー等)
価格帯:高価格帯
- ボストンホエーラー:高級ブランド、+30~50%高価
- シーレイ:アメリカンスタイル、装備充実
- デザイン性・快適性重視
- 部品調達に時間要する場合あり
コストパフォーマンス重視の選択肢
予算を抑えたい場合の推奨メーカー:
- 国産中古艇:3~5年落ち、価格30~40%削減
- 韓国・台湾メーカー:新艇価格20~30%削減
- エントリーモデル:基本装備のみ、価格40~50%削減
購入時の諸費用|モーターボート値段の内訳

モーターボートの購入では本体価格以外にも様々な費用が発生します。総費用を正確に把握しましょう。
本体価格以外の必要費用
費用項目 | 金額目安 | 備考 |
---|---|---|
登録費用 | 5~10万円 | 小型船舶登録、船舶検査 |
保険料 | 年間10~30万円 | 船体保険、賠償責任保険 |
税金 | 年間3~15万円 | 軽油引取税、重量税等 |
輸送・据付費 | 10~50万円 | 販売店からマリーナまで |
初期装備 | 20~100万円 | 安全装備、オプション |
登録・検査費用
20フィート未満の小型船舶でも以下の費用が発生:
- 船舶検査手数料:18,900円
- 登録免許税:7,200円
- 船舶安全証書:5,000円
- 代行手数料:30,000~50,000円
保険料・税金
年間維持費として継続的に発生:
- 船体保険:船体価格の2~4%
- 賠償責任保険:年間50,000~100,000円
- 軽油引取税:使用量により変動
- 重量税:船舶サイズにより変動
中古モーターボート|値段とお得な購入方法
中古モーターボートは新艇の50~70%の価格で購入でき、初心者や予算重視の方におすすめです。
中古市場の価格動向
2025年の中古モーターボート市場は以下の特徴があります:
- 5年以内の中古艇:新艇価格の60~70%
- 10年以内の中古艇:新艇価格の40~50%
- 10年超の中古艇:新艇価格の20~30%
年式・状態による価格差
年式 | 価格比率 | 状態 | 注意点 |
---|---|---|---|
1~3年 | 70~80% | ほぼ新品同様 | 保証期間残存 |
4~7年 | 50~60% | 良好 | メンテナンス履歴確認 |
8~12年 | 30~40% | 要点検 | エンジンオーバーホール近い |
13年以上 | 20~30% | 要注意 | 大規模修理リスク |
中古購入時のチェックポイント
中古モーターボート購入時は以下を必ず確認:
- エンジン状態:作動確認、オイル状態、冷却水循環
- 船体状態:ひび割れ、浸水跡、塗装状態
- 電装品:ライト、計器類、バッテリー
- メンテナンス履歴:定期点検、修理履歴
- 必要書類:船舶検査証書、登録証明書
個人売買vs販売店購入
個人売買のメリット・デメリット:
- メリット:価格が安い(10~20%削減)
- デメリット:保証なし、手続き複雑、トラブル時の対応困難
販売店購入のメリット・デメリット:
- メリット:保証付き、手続きサポート、アフターサービス
- デメリット:価格が高め、選択肢限定
予算別|おすすめモーターボート選択ガイド

予算に応じて最適なモーターボートを選択するためのガイドです。初期費用と維持費のバランスを考慮しましょう。
予算100万円以下
おすすめ:10年以上の中古小型艇
- 14~16フィート中古艇
- 船外機20~40馬力
- 基本装備のみ
- 年間維持費:40~60万円
注意点:メンテナンス費用が高くなる可能性、部品調達困難な場合あり
予算100~300万円
おすすめ:5~8年落ち中古艇
- 16~18フィート中古艇
- 船外機40~80馬力
- 基本安全装備・魚探付き
- 年間維持費:60~80万円
適用:初心者ファミリー、週末レジャー、近海釣り
予算300~500万円
おすすめ:新艇小型艇または中古中型艇
- 新艇16~18フィートまたは中古20~22フィート
- 船外機80~150馬力
- 充実した装備・オプション
- 年間維持費:80~120万円
適用:本格的なマリンレジャー、家族でのクルージング
予算500万円以上
おすすめ:新艇中~大型艇
- 新艇20~28フィート
- 船外機150馬力以上または船内機
- 高級装備・カスタマイズ可能
- 年間維持費:150~300万円
適用:高級クルージング、エンターテイメント、ステータスシンボル
モーターボート購入後の維持費

モーターボートの維持費は購入価格と同様に重要な検討事項です。年間維持費を正確に把握して計画的に楽しみましょう。
年間維持費の目安
船体サイズ | 年間維持費 | 主な内訳 |
---|---|---|
小型(~18フィート) | 40~80万円 | 保管費、保険、燃料、メンテナンス |
中型(18~24フィート) | 80~150万円 | マリーナ費、保険、燃料、定期点検 |
大型(24フィート~) | 150~300万円 | 高額マリーナ費、保険、燃料、専門メンテナンス |
燃料費・メンテナンス費
燃料費(年間使用50時間想定):
- 小型艇(40馬力):年間15~20万円
- 中型艇(100馬力):年間35~45万円
- 大型艇(250馬力):年間80~100万円
定期メンテナンス費:
- エンジンオイル交換:年2回、1~3万円
- 年次点検:5~15万円
- 船底清掃・塗装:年1回、10~30万円
- エンジンオーバーホール:5~10年毎、50~200万円
保管費用(マリーナ・陸上保管)
マリーナ係留費:
- 首都圏マリーナ:月額10~30万円
- 地方マリーナ:月額5~15万円
- 年間契約割引:10~20%削減
陸上保管費:
- 屋外保管:月額3~8万円
- 屋内保管:月額5~12万円
- トレーラー保管:月額1~3万円
長期的な総費用計算
10年間の総費用例(中型艇の場合):
- 購入費:600万円
- 維持費:1,200万円(年間120万円×10年)
- 大型修理:200万円
- 総計:2,000万円
※売却時の下取り価格(200万円)を考慮すると実質負担は1,800万円
モーターボート値段|お得に購入するコツ

モーターボートをお得に購入するためのテクニックをご紹介します。タイミングや交渉術を活用して理想の艇を手に入れましょう。
購入時期による価格変動
最適な購入時期:
- 秋~冬(10月~2月):オフシーズン、在庫処分で10~20%割引
- モーターボートショー後:展示艇処分で5~15%割引
- 決算期(3月・9月):販売店の決算で5~10%割引
避けるべき時期:
- 春~夏(3月~8月):ハイシーズン、価格高騰
- 大型連休前:需要増加で価格上昇
値引き交渉のポイント
効果的な交渉術:
- 複数の販売店で見積もり取得
- 現金一括払いをアピール
- オプション装備をサービス要求
- 中古艇の場合は状態を指摘
- 購入時期の融通を利かせる
値引き相場:
- 新艇:定価の5~15%
- 中古艇:表示価格の10~25%
- オプション:20~40%
ローン・リースの活用方法
モーターボートローン:
- 金利:年率3~8%
- 返済期間:5~15年
- 頭金:購入価格の20~30%
- 審査:年収・勤続年数重視
リース契約:
- 初期費用削減:頭金不要
- メンテナンス込み:維持費削減
- 契約終了時:買取・返却・再リース選択
- 法人向けサービス充実
下取り・買取の活用
下取りサービス:
- 買い替え時の手続き簡素化
- 査定額:市場価格の70~80%
- 消費税削減効果あり
買取専門店:
- 下取りより高価買取期待
- 査定額:市場価格の80~90%
- 現金化スピード早い
よくある質問|モーターボート値段Q&A

Q1. 最も安いモーターボートはいくらで購入できますか?
A1. 中古の小型モーターボート(14フィート程度)であれば、50~80万円程度から購入可能です。ただし、10年以上経過した艇が多く、エンジンや装備の状態確認が重要です。初期費用の他に登録費用や安全装備費で20~30万円程度が別途必要になります。
Q2. 値段以外で重視すべきポイントは何ですか?
A2. 以下の要素を総合的に検討することが重要です:
- 用途との適合性:釣り、クルージング、ウォータースポーツ等
- 維持費:年間コストが購入価格を上回る場合もある
- アフターサービス:メンテナンス体制、部品調達
- 保管場所:マリーナ確保、陸上保管の可否
- リセールバリュー:将来の売却価値
Q3. 中古と新艇、どちらがお得ですか?
A3. 使用目的と予算によって異なります:
- 中古艇がお得な場合:初心者、予算重視、試行的な購入
- 新艇がお得な場合:長期使用予定、最新装備重視、保証重視
一般的に3~5年落ちの中古艇が品質と価格のバランスが良いとされています。
Q4. 維持費を抑える方法はありますか?
A4. 以下の方法で維持費を削減できます:
- 保管方法:陸上保管を選択(マリーナ係留の50~70%)
- 保険見直し:複数社比較、免責金額調整
- 燃料節約:エコ運転、定期メンテナンス
- DIYメンテナンス:清掃、簡単な点検は自分で実施
- グループ購入:複数艇での共同購入・維持
まとめ|モーターボート値段を踏まえた賢い選択を
モーターボートの購入は大きな投資です。本ガイドで紹介した価格相場や購入のコツを参考に、以下のポイントを押さえて賢い選択をしましょう:
- 予算設定:購入費用+年間維持費×使用年数で総額計算
- 用途明確化:家族構成と使用目的に適したサイズ・装備選択
- 情報収集:複数の販売店で見積もり取得、中古市場調査
- 長期視点:維持費・リセールバリューを含めた総合判断
- 安全第一:価格重視でも安全装備は妥協しない
適切な価格感を持ってモーターボートを選択することで、家族みんなで安全で楽しいマリンライフを送ることができます。不明な点は販売店や専門家に相談し、納得のいく購入を実現してください。
2025年は中古市場が活発で、良質な艇が多く流通しています。この機会を活かして、理想のモーターボートとの出会いを見つけてください。