海でのレジャーを本格的に楽しみたい方にとって、2級船舶免許は最も人気のある資格です。釣りやクルージング、家族でのマリンレジャーなど、さまざまな楽しみ方ができます。
この記事では、2級船舶免許で操縦できる船の種類や価格、維持費、免許取得の方法まで、初心者の方にもわかりやすく徹底的に解説します。これから船舶免許を取得しようとお考えの方、船の購入を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。
2級船舶免許とは?基本を理解しよう
2級船舶免許(正式名称:二級小型船舶操縦士免許)は、マリンレジャーを楽しむための最も一般的な船舶免許です。日本全国で最も取得者が多く、「ボート免許」といえば、この2級免許を指すことがほとんどです。
2級船舶免許の基本条件
操縦できる船の大きさ
- 総トン数20トン未満の船舶
- プレジャーボートの場合、全長24m未満まで操縦可能
- スポーツやレクリエーション専用であれば、20トン以上でも操縦できる場合があります
航行できる範囲
- 海岸から5海里(約9.3km)以内の沿岸区域
- 湖や川などの平水区域は制限なし
取得可能年齢
- 基本:満16歳以上
- ただし、満18歳未満には一部制限があります(5トン未満限定)
この範囲があれば、東京湾、大阪湾、瀬戸内海の沿岸部など、日本の主要な海域で十分に楽しむことができます。ヤマハ発動機
2級船舶免許でできないこと
注意点として、2級船舶免許では以下のことができません:
❌ 水上オートバイ(ジェットスキー)の操縦 → 別途「特殊小型船舶免許」が必要です
❌ 海岸から5海里(約9.3km)を超える航行 → 外洋や遠距離の航海には「1級船舶免許」が必要です
2級船舶免許で乗れる船の種類と価格
2級船舶免許があれば、用途やスタイルに応じて様々なタイプの船を操縦できます。それぞれの特徴と価格を詳しく見ていきましょう。
1. フィッシングボート(釣り専用船)
フィッシングボートは、釣りを楽しむために設計された船です。安定性が高く、釣り専用の装備が充実しているのが特徴です。
主な特徴
- 広いデッキスペース:釣りがしやすい設計
- 専用装備:ロッドホルダー、生け簀(いけす)、魚群探知機など
- 安定性重視:波に強く、初心者でも扱いやすい
- 燃費が良い:長時間の釣行に最適
サイズ別の価格帯
小型フィッシングボート(15~18フィート / 約4.5~5.5m)
- 新艇:250万~350万円
- 中古艇:50万~120万円
- 適している用途:湾内や近海での釣り、1~3名での使用
中型フィッシングボート(20~24フィート / 約6~7.3m)
- 新艇:400万~800万円
- 中古艇:150万~400万円
- 適している用途:沖釣り、4~6名での使用、本格的な釣行
大型フィッシングボート(26~30フィート / 約7.9~9.1m)
- 新艇:800万~2,000万円
- 中古艇:300万~800万円
- 適している用途:遠征釣行、6名以上、トーナメント仕様
人気メーカーとモデル
ヤマハ(YAMAHA)
- YFR-24EX:本格派フィッシングボート(新艇約600万円~)
- F.A.S.T.23:バランス型の人気モデル(新艇約460万円~)
- F.A.S.T.26:より広いデッキスペース(新艇約600万円~)
ヤンマー(YANMAR)
- EX29:ディーゼルエンジン搭載の本格派
- DFシリーズ:燃費重視モデル
スズキ(SUZUKI)
- S17-S:機動性重視の小型モデル
2. プレジャーボート・クルーザー
プレジャーボートは、クルージングや家族でのレジャーを楽しむための船です。快適性を重視した設計で、居住スペースを備えたモデルが人気です。
主な特徴
- 快適なキャビン:休憩や宿泊ができる居住スペース
- 充実した装備:トイレ、ギャレー(調理スペース)、ベッド
- 高級感のある内装:ゆったりとした空間設計
- エンターテイメント性:家族や友人と楽しめる
サイズ別の価格帯
小型プレジャーボート(18~22フィート / 約5.5~6.7m)
- 新艇:400万~600万円
- 中古艇:100万~300万円
- 特徴:日帰りクルージングに最適
中型クルーザー(24~28フィート / 約7.3~8.5m)
- 新艇:600万~1,500万円
- 中古艇:200万~700万円
- 特徴:宿泊可能、フルキャビン装備
大型クルーザー(30~35フィート / 約9.1~10.7m)
- 新艇:1,500万~5,000万円
- 中古艇:500万~2,000万円
- 特徴:豪華な設備、長期滞在可能
超大型クルーザー(40フィート以上 / 12m以上)
- 新艇:5,000万円~数億円
- 中古艇:2,000万円~
- 特徴:まさに「海上の別荘」、最高級の設備
3. セーリングヨット(帆船)
ヨットは、風の力を利用して進む帆船です。エンジンも搭載されているため、2級船舶免許で操縦できます(ただし、航行範囲は5海里以内に制限されます)。
主な特徴
- 風を利用した航行:エコで静か
- 優雅な航海:セーリングの醍醐味を味わえる
- ランニングコストが安い:燃料費が少ない
- セーリング技術が必要:操縦には練習が必要
価格帯
小型ヨット(20~26フィート / 約6~7.9m)
- 新艇:500万~1,500万円
- 中古艇:100万~500万円
中型ヨット(28~35フィート / 約8.5~10.7m)
- 新艇:1,500万~3,000万円
- 中古艇:300万~1,000万円
大型ヨット(40フィート以上 / 12m以上)
- 新艇:3,000万円~数億円
- 中古艇:1,000万円~
4. 小型モーターボート
小型モーターボートは、手軽に海や湖を楽しめる入門者向けの船です。コンパクトで扱いやすく、初期投資も比較的少なくて済みます。
主な特徴
- コンパクト:保管しやすい、トレーラーで運搬可能
- 扱いやすい:初心者に最適
- 低コスト:購入費も維持費も抑えられる
- 多目的に使える:釣り、クルージング、水上スポーツなど
価格帯
超小型(12~15フィート / 約3.6~4.5m)
- 新艇:100万~200万円
- 中古艇:30万~80万円
小型(16~18フィート / 約4.8~5.5m)
- 新艇:200万~300万円
- 中古艇:80万~150万円
5. インフレータブルボート(ゴムボート)
手軽に始められる**インフレータブルボート(ゴムボート)**も人気です。
価格帯
- 小型(2~3名用):10万~50万円
- 中型(4~6名用):50万~150万円
- 大型(本格的なRIBボート):150万~500万円
メリット:保管場所を取らない、トレーラー不要、軽量 デメリット:耐久性が低い、スピードが出にくい
船の価格相場まとめ【一覧表】
2級船舶免許で乗れる船の価格を、サイズ別・タイプ別にわかりやすくまとめました。
| 船のタイプ | サイズ(フィート) | 新艇価格 | 中古艇価格 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
| 小型フィッシングボート | 15~18ft | 250万~350万円 | 50万~120万円 | 近海釣り、初心者 |
| 中型フィッシングボート | 20~24ft | 400万~800万円 | 150万~400万円 | 沖釣り、本格派 |
| 大型フィッシングボート | 26~30ft | 800万~2,000万円 | 300万~800万円 | 遠征釣行 |
| 小型プレジャーボート | 18~22ft | 400万~600万円 | 100万~300万円 | 日帰りクルージング |
| 中型クルーザー | 24~28ft | 600万~1,500万円 | 200万~700万円 | 宿泊クルージング |
| 大型クルーザー | 30~35ft | 1,500万~5,000万円 | 500万~2,000万円 | 豪華クルージング |
| 小型ヨット | 20~26ft | 500万~1,500万円 | 100万~500万円 | セーリング入門 |
| 中型ヨット | 28~35ft | 1,500万~3,000万円 | 300万~1,000万円 | 本格セーリング |
| 小型モーターボート | 12~18ft | 100万~300万円 | 30万~150万円 | 手軽なレジャー |
| インフレータブルボート | 各種 | 10万~500万円 | 5万~200万円 | 入門用 |
ポイント:
- 中古艇は新艇の**約30~50%**の価格で購入できます
- 初めての船購入には中古艇がおすすめ
- ただし、メンテナンス状態の確認は必須です
2級船舶免許の取得方法と費用
船を購入する前に、まずは2級船舶免許を取得する必要があります。免許取得の方法と費用を詳しく見ていきましょう。
免許取得の2つのコース
1. 国家試験受験コース
- 費用相場:7万~9万円
- 期間:3~4日間
- 内容:独学で勉強し、国家試験を受験
- 合格率:学科約90%、実技約95%
- 向いている人:費用を抑えたい、自分のペースで学びたい
2. 国家試験免除コース(登録小型船舶教習所)
- 費用相場:10万~12万円
- 期間:2~3日間
- 内容:講習を受けることで国家試験が免除される
- 合格率:ほぼ100%
- 向いている人:確実に合格したい、短期間で取得したい(初心者におすすめ!)
代表的なスクールの料金例
ヤマハボートライセンススクール
- 2級レギュラーコース:103,600円(税込)
- 期間:2日間の講習+1日の国家試験
日本海洋資格センター(JML)
- 2級コース:98,100円~111,100円
- 最短2日間で取得可能
マリンライセンスロイヤル
- 2級コース:約10万円前後
- 国家試験免除コースあり
試験内容
学科試験
- 科目:小型船舶操縦者の心得、交通の方法、運航
- 試験時間:70分
- 合格基準:各科目50%以上、総合65%以上
- 四択式問題:50問
実技試験
- 内容:発着・操船、ロープワーク、人命救助
- 試験時間:約30分
- 合格基準:各項目の評価基準をクリア
免許取得までのスケジュール
国家試験免除コースの例
- 1日目(学科講習):8時間程度
- 午前:船の基礎知識、交通ルール
- 午後:航行の方法、気象・海象
- 2日目(実技講習):4~6時間
- 午前:ロープワーク、安全確認
- 午後:発着・操船、人命救助
- 修了審査:講習最終日
- 学科審査(筆記テスト)
- 実技審査(実際に操縦)
- 免許発行:合格後約2~3週間で自宅に郵送
合格率と難易度
2級船舶免許の合格率は非常に高く、学科約91.8%、実技約95%以上です。しっかりと講習を受けて復習すれば、ほぼ確実に合格できます。
難易度のポイント:
- 学科は独学でも合格可能ですが、専門用語が多いため講習受講がおすすめ
- 実技は実際に船を操縦するため、必ず講習を受ける必要があります
- 特に難しいのは「ロープワーク」と「人命救助」ですが、繰り返し練習すればマスターできます
船の維持費を詳しく解説
船を所有する際には、購入費用だけでなく維持費も重要なポイントです。年間でどのくらいの費用がかかるのか、詳しく見ていきましょう。
1. 保管料(最も大きな費用)
船の保管方法には主に3つの選択肢があります。
マリーナ係留(海上保管)
- 小型船(~20フィート):年間30万~50万円
- 中型船(20~30フィート):年間50万~100万円
- 大型船(30フィート以上):年間100万~300万円以上
- メリット:すぐに出航できる、船へのアクセスが容易
- デメリット:費用が高い、地域によって大きく異なる
陸上保管
- 小型船:月額2万~5万円(年間24万~60万円)
- 中型船:月額5万~10万円(年間60万~120万円)
- メリット:海上保管より安い、船体の劣化が少ない
- デメリット:出航時に毎回クレーンで吊り下ろす必要がある(別途費用)
自宅保管(トレーラブルボート)
- 費用:ほぼ0円(トレーラー購入費のみ)
- 条件:小型船(20フィート以下)限定
- メリット:保管料不要、好きな場所で出航できる
- デメリット:保管スペースが必要、トレーラーの購入・維持費
2. 船舶検査(船検)費用
法律で義務付けられている定期検査です。
- 検査頻度:3年ごと(初回は5年)
- 費用:4万~5万円
- 内容:船体、エンジン、法定備品のチェック
- 法定備品:救命胴衣、消火器、信号紅炎、発煙筒など
注意:法定備品が不足している場合は、追加購入費用(1万~3万円)が必要です。
3. 保険料
船体保険
- 小型船:年間5万~10万円
- 中型船:年間10万~20万円
- 大型船:年間20万円以上
- 補償内容:船体の損傷、盗難、火災など
賠償責任保険(必須)
- 費用:年間2万~10万円
- 補償内容:他人への損害賠償、人身事故など
- 重要性:万が一の事故に備えて必ず加入しましょう
4. メンテナンス費用
定期メンテナンス
- エンジンオイル交換:年1~2回、1万~3万円
- 船底清掃・塗装:年1回、5万~15万円
- エンジン点検:年1回、2万~5万円
突発的な修理
- エンジン修理:5万~50万円(故障内容による)
- 電装系修理:2万~10万円
- 船体修理:3万~30万円
5. 燃料費
使用頻度によって大きく変動します。
ガソリンエンジンの場合
- 燃費:1時間あたり10~30リットル
- ガソリン価格:約170円/リットル(2025年現在)
- 月2回、各4時間使用の場合:年間約16万~48万円
ディーゼルエンジンの場合
- 燃費:ガソリンより約20~30%良い
- 燃料費:ガソリンエンジンより若干安い
6. その他の費用
- マリーナ施設使用料:年間1万~3万円
- クラブ会費:年間2万~5万円(任意)
- トレーラー維持費:年間2万~5万円(自宅保管の場合)
- 冬季保管料:3万~10万円(寒冷地の場合)
年間維持費の総額目安
| 船のサイズ | 保管料 | その他費用 | 年間合計 |
|---|---|---|---|
| 小型船(~20ft) | 0~50万円 | 10万~30万円 | 10万~80万円 |
| 中型船(20~30ft) | 50万~100万円 | 20万~50万円 | 70万~150万円 |
| 大型船(30ft以上) | 100万~300万円 | 30万~100万円 | 130万~400万円 |
ポイント:
- 保管方法の選択が維持費に最も大きく影響します
- 自宅保管できる小型船なら、年間10万~30万円程度で維持可能
- マリーナ係留の場合、保管料だけで年間50万~100万円かかります
中古船購入時の注意点とチェックポイント
初めて船を購入する場合、新艇の半額以下で購入できる中古艇がおすすめです。ただし、購入前にしっかりとチェックすることが重要です。
購入前に必ず確認すべき10項目
1. 船体外観のチェック
- ✅ ヒビ・クラック・傷の有無
- ✅ ゲルコートの劣化具合(色あせ、チョーキング)
- ✅ 補修跡の確認(大きな事故の可能性)
- ✅ 全体的なバランス(歪みがないか)
2. 船底の状態(陸上保管時のみ)
- ✅ 船底の傷や損傷
- ✅ 塗装の状態
- ✅ 水漏れの痕跡
3. エンジンの稼働確認
- ✅ エンジンの始動性(スムーズに始動するか)
- ✅ 異音や振動の有無
- ✅ 排気の色(白煙は水が混入している可能性)
- ✅ アイドリングの安定性
- ✅ 稼働時間(アワーメーター)の確認
4. エンジンルーム内部
- ✅ オイル漏れの有無
- ✅ 燃料漏れの有無
- ✅ 配線の状態
- ✅ 腐食やサビの有無
5. 電装系のチェック
- ✅ 各種計器類の動作確認
- ✅ ライト類の点灯確認
- ✅ バッテリーの状態
- ✅ 配線の劣化
6. デッキ・内装の状態
- ✅ デッキの沈み込み(柔らかくないか)
- ✅ シートの破れや劣化
- ✅ キャビン内の臭い(カビやガソリン臭)
- ✅ 床の腐食
7. 法定備品の確認
- ✅ 救命胴衣(人数分あるか)
- ✅ 消火器(有効期限内か)
- ✅ 信号紅炎・発煙筒
- ✅ 係船ロープ、アンカー
8. 書類関係
- ✅ 船舶検査証書(有効期限内か)
- ✅ 船舶登録証明書
- ✅ メンテナンス記録
- ✅ 前オーナーの使用履歴
9. 試乗での確認
- ✅ 操縦性(ハンドルの重さ、応答性)
- ✅ 加速・減速のスムーズさ
- ✅ 高速航行時の安定性
- ✅ 異音や振動の確認
10. 売主情報
- ✅ 個人売買か業者経由か
- ✅ 保証の有無
- ✅ アフターサービスの内容
- ✅ 過去の事故歴
中古艇購入の賢い選び方
おすすめの購入ルート
- 専門販売店:保証あり、整備済み、価格は高め
- オンライン中古艇サイト:選択肢が豊富、価格比較しやすい
- 個人売買:安価、ただしリスクが高い
価格交渉のポイント
- エンジンの稼働時間が多い場合は交渉の余地あり
- 法定備品が不足している場合は差し引きを要求
- 複数の見積もりを取って比較する
購入後にやるべきこと
- 船舶検査の更新(必要な場合)
- 保険への加入
- マリーナまたは保管場所の確保
- プロによる点検・整備
2級船舶免許の航行範囲と活用例
2級船舶免許で航行できる範囲は「海岸から5海里(約9.3km)以内」です。この範囲でどんなことができるのか、具体的に見ていきましょう。
5海里でできること
東京湾エリア
- 横浜~千葉沿岸:往復可能
- お台場~横須賀:アクセス可能
- 東京湾内の島々:猿島など
大阪湾エリア
- 大阪港~神戸沖:往復可能
- 淡路島の一部:アクセス可能
- 関西国際空港周辺:航行可能
瀬戸内海エリア
- 近隣の島々:多数アクセス可能
- 沿岸クルージング:十分楽しめる
- 釣りスポット:豊富
その他の主要エリア
- 湘南エリア:江の島、鎌倉沖など
- 伊勢湾:名古屋港周辺
- 博多湾:福岡沿岸
5海里の制限を超えたい場合
もし、より遠くへ航行したい、離島への遠征をしたいという場合は、1級船舶免許の取得を検討しましょう。
1級と2級の比較
| 項目 | 1級船舶免許 | 2級船舶免許 |
|---|---|---|
| 操縦できる船 | 20トン未満 | 20トン未満 |
| 航行範囲 | 無制限(外洋も可) | 海岸から5海里以内 |
| 取得費用 | 13万~16万円 | 10万~12万円 |
| 取得期間 | 4日間 | 2~3日間 |
| 難易度 | やや高い | 標準 |
1級免許で可能になること:
- 沖縄の離島巡り
- 外洋でのカジキ釣り
- 遠距離クルージング
- 国際航海(条件付き)
初心者におすすめの船と予算別プラン
初めて船を購入する方向けに、予算別のおすすめプランをご紹介します。
予算100万円以内【入門プラン】
おすすめの船
- 中古の小型フィッシングボート(15~18フィート)
- 中古の小型モーターボート
- インフレータブルボート(大型)
向いている人
- とりあえずマリンレジャーを始めたい
- 釣りがメイン
- 1~2名での使用
年間維持費:10万~30万円(自宅保管の場合)
予算300万円【スタンダードプラン】
おすすめの船
- 新艇の小型フィッシングボート(18フィート)
- 中古の中型フィッシングボート(20~22フィート)
- 中古の小型プレジャーボート
向いている人
- 本格的に釣りを楽しみたい
- 家族でクルージングも楽しみたい
- 3~4名での使用
年間維持費:30万~70万円
予算600万円【快適プラン】
おすすめの船
- 新艇の中型フィッシングボート(23~24フィート)
- 新艇の小型クルーザー(22~24フィート)
- 中古の大型フィッシングボート
向いている人
- 快適性を重視したい
- 宿泊も視野に入れたい
- 4~6名での使用
年間維持費:50万~120万円
予算1,000万円以上【プレミアムプラン】
おすすめの船
- 新艇の大型フィッシングボート(26~30フィート)
- 新艇の中型クルーザー(26~30フィート)
- 高級ヨット
向いている人
- 最高の体験を求める
- 長期滞在や遠征を楽しみたい
- 6名以上での使用
年間維持費:100万~400万円
よくある質問(FAQ)
Q1. 船舶免許は難しいですか?
A. 2級船舶免許の合格率は約92%と非常に高く、しっかりと講習を受ければほぼ確実に合格できます。特に国家試験免除コースを選べば、合格率はほぼ100%です。
Q2. 船の維持費はどのくらいかかりますか?
A. 小型船で年間10万~80万円、中型船で70万~150万円が目安です。保管方法(自宅保管、陸上保管、マリーナ係留)によって大きく変わります。
Q3. 初めての船はどれを選ぶべきですか?
A. 予算300万円以内なら、中古の小型フィッシングボート(18~20フィート)がおすすめです。扱いやすく、維持費も比較的安価です。
Q4. 中古船と新艇、どちらがいいですか?
A. 初心者には中古艇がおすすめです。新艇の30~50%の価格で購入でき、最初は中古で慣れてから新艇にステップアップするのが賢明です。
Q5. 5海里の制限は厳しくないですか?
A. 日本の主要な湾内や沿岸部では、5海里あれば十分に楽しめます。東京湾、大阪湾、瀬戸内海など、多くの人気スポットにアクセス可能です。
Q6. 一人でも船を操縦できますか?
A. 可能です。ただし、安全のため最初は経験者と一緒に乗ることをおすすめします。また、単独航行時は必ず行き先を誰かに伝えておきましょう。
Q7. 船舶免許の更新は必要ですか?
A. はい、5年ごとに更新が必要です。更新講習(約半日、1万円程度)を受ける必要があります。
まとめ:2級船舶免許で海を楽しもう!
2級船舶免許は、マリンレジャーを本格的に楽しむための最初の一歩です。沿岸5海里以内という範囲でも、釣りやクルージング、家族での海上レジャーを十分に満喫できます。
この記事の重要ポイントまとめ
✅ 2級船舶免許の基本
- 総トン数20トン未満の船を操縦可能
- 海岸から5海里(約9.3km)以内で航行できる
- 取得費用:10万~12万円、期間:2~3日間
- 合格率:約92%と高い
✅ 船の価格相場
- 小型フィッシングボート:新艇250万~350万円、中古50万~120万円
- 中型プレジャーボート:新艇400万~600万円、中古100万~300万円
- 大型クルーザー:新艇1,500万~5,000万円、中古500万~2,000万円
- 中古艇は新艇の30~50%の価格で購入可能
✅ 年間維持費
- 小型船:10万~80万円(保管方法により大きく変動)
- 中型船:70万~150万円
- 大型船:130万~400万円
- 最大の費用は保管料(自宅保管なら大幅に節約可能)
✅ 初心者へのアドバイス
- まずは国家試験免除コースで2級免許を取得
- 最初は中古の小型船(18~20フィート)がおすすめ
- 購入前に必ず試乗と詳細なチェックを実施
- 保管場所の確保を忘れずに
- 保険には必ず加入する
船購入までのステップ
ステップ1:免許取得 → ボートスクールに申し込み、2~3日で取得
ステップ2:予算と用途の決定 → 総予算(購入費+維持費)を計算 → 釣りメイン?クルージングメイン?用途を明確に
ステップ3:船の選定 → サイズ、タイプ、新艇/中古艇を決定 → 複数の候補をリストアップ
ステップ4:現物確認・試乗 → 実際に見て、触って、乗って確認 → 専門家に同行してもらうのがベスト
ステップ5:保管場所の確保 → マリーナ、陸上保管場所、または自宅保管を決定
ステップ6:購入・登録 → 契約、代金支払い、船舶登録手続き
ステップ7:保険加入 → 船体保険と賠償責任保険に加入
ステップ8:マリンライフスタート! → 安全第一で海を楽しみましょう
最後に
2級船舶免許を取得して、自分だけの船で海を自由に楽しむ——そんな素晴らしいマリンライフが、あなたを待っています。
最初は不安に感じるかもしれませんが、講習をしっかり受け、経験者のアドバイスを聞きながら徐々に慣れていけば、誰でも安全に船を楽しむことができます。
週末に家族や友人と海へ出かけ、釣りを楽しんだり、美しい景色の中をクルージングしたり。そんな特別な時間が、あなたの人生を豊かにしてくれるはずです。
さあ、今すぐ2級船舶免許の取得を検討してみませんか?新しい世界が、あなたを待っています!

